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コストダウンや短納期・高品質化の事例集

お客様の収益創造のため、カノウプレシジョンでは様々なご提案を行っております。

株式会社カノウプレシジョンでは、様々なご提案によってお客様のコストダウンのお手伝いを行っております。
これまでに蓄積したコストダウンや短納期化、高品質化のための様々なノウハウについてご紹介いたします。

部品の調達コストや製品製作コスト、生産効率について一度見直してみませんか?

供給実績のご紹介

ヒートシンクの製作

金型の精度向上と押し出し成形条件改善をご要望として頂きました。
日本国内のサプライヤーが対応できない状況下とのことで、
Kanouのリソースにより中国現地のローカルサプライヤーを選定し、作成いたしました。

材料 A6063
処理 白色アルマイト
生産 押し出し成形
サイズ 120mm×100mm
課題 フィンの精度出し(37枚、ピッチ2.5、長さ2.75)

スライドシャフトの製作

ご要望として、同軸度0.02、真直度0.1へ対応できる切削精度が欲しいとのお話をいただきましたため、
Kanou技術者の立ち合いにより現地加工サプライヤーへの加工、検査方法の指導を行い解決しております。

材料 SUJ2
生産 切削
サイズ 844mm / φ40
課題 同軸度0.02、真直度0.1への対応

納期の短縮化のご提案

お客様のご要望

ご要望を叶える上での問題点

株式会社カノウプレシジョンでは、浸炭焼入れは普通の真空焼入れとは異なり納期を長く頂戴しておりますため、通常であれば出荷までに10~12日間の日数が必要です。

特急のご依頼についてお客様に理由をお尋ねすると、既存部品を使用中に壊してしまったとのことです。既存の部品は生産停止中のもので、急を要するとのことでした。
一日停止をするだけで大きな損となるとのことで、どうしても最短納期で部品調達をしたいというご要望です。
下記が頂戴した図面です。

株式会社カノウプレシジョンのご提案

材料のSCM435をNAK80(HRC37~42)へ変更し対応することで、関連会社への協力がなくともお客様のご要望にお応えできるという結論が導き出されました。

材料の変更を行うことで浸炭焼入れを行う必要がなくなりました。
NAK80は本来硬度がありますので、焼き入れの必要がございません。

関連会社・協力工場、材料メーカーさんが大きなお休みに入る直前のことで、熱処理のメーカーさんや表面処理工場さんも依頼が難しく、お客様の要望を叶えるには難しいと思いましたが、社内で何度も打ち合わせをし、解決策を見出すことができました。

社内の加工のスケジュールを調整し、お客様のご要望通りの納期にて発送を行うことができました。

最終的には、お客様のご要望よりも1日前倒しでの発送が可能となり、お客様より大変喜ばれました。
お客様の収益創造の為はもちろん、お困りごとの解決もお任せください。

加工にかかるコストを下げるため、細かな加工変更のご提案

お客様のご要望

ご要望を叶える上での問題点

この材質と公差及びコーナーの要求は、ワイヤーカットで対応することとなります。
しかしワイヤー加工はご存知の通りに加工速度が遅く、またコストがかかります。

お客様のご要望である「短納期」「低コスト」は実現が難しくなってしまいます。

株式会社カノウプレシジョンのご提案

社内で打ち合わせをしたところ、機械加工経験が豊富な技術者より提案がありました。
四角枠のコーナーを直角からRかニゲ加工へ変更することができれば、お客様の要望を叶えることが可能かもしれません。

こちらの変更で機能上問題がないかをお客様へ確認をしたところ、Rでは嵌合上干渉してしまうため難しいがニゲ加工ならば問題がないとのことでした。
細かい変更ではありますが、加工方法は元のワイヤー加工からCNC加工へ変更することができたため、コストが大幅に下がり納期も当初より短縮となりました。

加工方法を変更した見積書をお客様に提出し、変更後の方法にてお客様からのご注文となりました。
今回1セット製作し、問題がないようであればもう1セット発注をかけたいとのご要望をいただきました。

カノウプレシジョンでは、このようにどんなに小さなこと・細かい部分であっても検討を重ねお客様の収益創造の為に尽力致します。
こういった積み重ねを行うことで、多くのお客様より信頼を得ております。
カノウプレシジョンでは、高品質でお客様が安心してお使いいただける部品を提供致します。

緊急納期の対応及びコスト低下の提案

お客様のご要望

ご要望を叶える上での問題点

90°の尖角が100%可能であることが保証できず、更に、ワイヤーでの加工の場合コストが非常に高く、ソリ等の発生リスクも高まります。

例えば板金で加工をすれば、曲げる時に外角と内角はRの発生の恐れがあります。
部品の厚さは0.5mmしかないため、曲げた後引っ張る力の関係で厚さはもっと薄くなります。
そのため、部品は折れやすくなることが予想されます。

ワイヤー加工であれば、材料費が高く加工時間にも12日間かかってしまい、変形リスクの存在もあります。

株式会社カノウプレシジョンのご提案

上記図面の○の内角をR1.6と外角をR3にするというご提案をいたしました。

上記提案で加工することにより、コストダウンと納期短縮にも力を入れることができます。
提案方法での加工を行うことをお客様にお伝えし、お客様の承認を頂きました後、5日間で出荷しました。

出荷した製品は問題なくお客様に使用されているとのご報告を受けました。お客様のご要望を満たすことができ、さらに納期短縮も可能でしたので、お客様より大変喜ばれました。